1982年5月25日火曜日

木崎湖から野尻湖へ

出発して5日目。懐しい友人とも会い、安房を越え上高地、フランス人との出会い。もう気持ちはすっかり旅人モードに切り替わりました。体調も天気も頗る良好です。今日は山を下り松本から日本海へとコースをとります。

上高地から国道158号線へ戻り、トンネルの連続する道を快調にとばします。坂巻温泉、湯川渡、沢渡、奈川渡と大好きな道を、次第に大きくなる梓川を時々みやりながら殆どペダルを踏むことなく、最高の気分を味わいながら新島々へ。短い休憩の後すぐにスタート。もう止まっているのがもったいない。でも下ってしまうのももったいない。

次第に市街地となり、懐しの松本駅へ。この松本駅も何度となくお世話になりました。快適に寝ることの出来る駅でした。今はどうなってるんでしょうか。

松本から国道147号線にのり穂高町を目指します。穂高神社をしばし見学。その後碌山美術館を見学し、木崎湖へ。湖畔でキャンプとなりました。

テントを張り終わると、先程から広がって来ていた真っ黒な雲から大粒の雨。そして雷。稲妻が目の前の湖へ!。ドカーン!と、あぁ、ぺっくらしました。雨は直ぐに止み、気持ちの良い夕暮れがやって決ました。途中で買っておいたビールとつまみで乾杯。

翌日はのんびりと山の景色を楽しみつつ、アップダウンに喘ぎつつで野尻湖まで。天気にも恵まれ楽しい自転車漕ぎです。

元々写真や記録を余り残さない人間なのですが、こんな日は快適過ぎて、なおさら何も残っていません。

明日はいよいよ日本海です。