海岸沿を宮崎さんと一緒に走る。
厚岸駅で昼食。
その後、宮崎さんとは分れ釧路へ行く。
暗くなったので釧路駅に行くと、岡山の小田さんと再再開。二人で駅の軒下泊。
海岸沿を宮崎さんと一緒に走る。
厚岸駅で昼食。
その後、宮崎さんとは分れ釧路へ行く。
暗くなったので釧路駅に行くと、岡山の小田さんと再再開。二人で駅の軒下泊。
雨が止んだので出発。霧多布岬へ向う。
なんだか、途中林道になったり行き止まりだったりして、無駄に疲れる。
途中で、宇登呂で一緒だった宮崎さんと再会。宮崎さんはバンガローに止るというので、ご一緒させてもらう。
恐しく風が強いが、とても良い天気だ。
今日も朝から雨だ。停滞することにする。
この時期は他にキャンプする人は居ないので、大きな炊事棟の中にテントを張って過ごす。雨が振っても快適だ。
一日酒を飲んで過ごす。バイクの人は昼前に出発して行った。
朝から雨。今日は停滞に決める。
日中回復したので、観光船に乗り知床半島巡りをする。
その後キャンプ場で一緒のバイクの人に乗せてもらい、知床五湖へ。
バイクの後部座席から
知床五湖のひとつ
知床五湖にて
子熊がいたので遊ぶ、といっても危険なので触ることは出来ない。
その夜、宮崎さんとバイクの人がジンギスカンで僕の誕生日を祝ってくれた。22歳になりました。ありがとう。
早々に下山。
海岸線をひたすら走り、宇都呂まで来る。
早めに着いたので港でのんびりとした後、国営キャンプ場へ行く。
自転車の宮崎さんとバイクの人が到着し、静かな宴会。
自転車の宮崎さん、勤めていた会社があぶなそうだったので、つぶれる前に退職して、退職金で旅行しているらしい。
バイクの人は短かい期間で北海道を周るため、毎日かなりの距離を走っている。東京から2日で北海道へ来たらしい。
夜中にキタキツネがやってきた。食べ物でつって近くまでおびき寄せる。少し何かを食べたキタキツネは、最後に僕の足を噛んで逃げていった。
病気なのかひどく痩せている子キツネ
遠巻きにこちらをうかがう親キツネ
今日はなんだか人が沢山居る。そろそろ出発することにする。
ホワイトガソリンが底をついたので買おうと思うのだが、聞くところによるとこの辺には売っていないらしい。川湯温泉から斜里まで走るが、売っているところは無い。
しかたがないので、また網走まで行くことにする。
網走でホワイトガソリンとスイスメタを購入。
地図をみると「天都山」というところが有る。
そういえばいつだったか、出会った自転車ツーリストが「テント張るなら天都山」とふざけていてのを思いだし、行ってみることにする。ところがここがすさまじい上りで、一番上に着いたときは、すっかり陽が落ちてしまっていた。キャンプ場が有るわけでもない。
しかたが無いので、電波塔のそばに小さな空地を見つけてテントを張る。とても静かで恐いほどだった。
温泉が気にいったので今日は停滞することにする。
自転車から荷物をはずして和琴へ観光しに行く。
売店を覗くとおばさんが、「あらら、また一人来た」と言う。
聞くと何日か前から、一人の自転車キャンパーが近くにテントを張っているらしい。早速教えてもらった方に行ってみる。
いたいた。その辺のごみを拾って回っていた。
「久しぶりー」
それは岡山の小田さんだった。僕と別れたあとまっすぐここに来てのんびり過ごしているらしい。
売店のおばさんたちに親切にしてもらっているので、お礼にごみ拾いをしているそうだ。
しばし談笑し、自分のテントに帰る。
途中ジンギスカンの材料を買い込み、昨日から一緒の自転車さんと静かに宴会。そしてまた砂湯の温泉につかり、幸せに就寝。
朝から摩周湖へ向かう。かなり厳しい道だ。
自転車やバイクのツーリストと多数すれ違う。
ピースサインを交わすのだが、この上りでは勘弁して下さい。相手も解ってくれているだろう。でも、バイクが追いぬきざまに左手をちょこんと出して”ピース”をくれるので、苦しい上りでとても力づけられる。
下りにかかると今度はこっちからお返しの番だ。高速で、がんがんコーナーを攻めながら上ってくるバイクにピースを送るが、今度はあちらが手が放せない。「うんうん!」という感じで頭だけで返事をくれる。
展望台で摩周湖を眺め、屈斜路湖の砂湯近くにキャンプ。このあたりには「熊に注意」の看板が有る。
もう一人自転車が到着し、暗くなってから一緒に、砂湯まで温泉につかりに行く。明るいと人が多いので落ち着いてはいれないのだ。
雨も止み快晴。
能取岬へ行く。
昼めしを食べてゆっくりしていたら、店の人がキタキツネを連れて来た。これから放して運動させるらしい。
とてもよくなついている。一緒にくさむらの中を走りまわり、キタキツネと戯れる。
朝9時頃雨が弱まったので急いでテントをたたみ、近くの無人駅へ逃げこむ。
しばらくすると陽が差して来たので再び走り出して、網走駅へ。
人が多いので近くの小屋に泊ることにする。夕方、また土砂降りとなる。
小田さんが撮った僕
朝から気分がとても良いので、会場にとどまり馬と遊んだりまた酒を飲んだりして、のんびり。
「馬を買わないか?」とか「豚を買わないか」と誘われる。もちろん生きた子馬、子豚である。
丁重にお断わりして、またビールなど飲んで、地元の人と笑いながら過した。
夕方から雨が降りだした。台風18号が直撃しそうな気配だ。
夜、土砂降りとなる。
テント内も浸水し中に水溜りが出来る。自分は濡れてもシュラフは濡らさないように過す。
昨日出逢った小田さんと一緒に走る。
サロマ湖畔を行くと賑やかなところが有った。卯原内というところで「サンゴ草祭り」の開催中だ。
早速会場へ。
サンゴ草とは本名をアッケシソウと言う。この時期朱色になりとてもきれいだ。
その赤く染まったサロマ湖を眺めながら、小学生のマーチングバンドを聴いたり出店を眺めたりして過す。
しかし何か物足りない。やっぱりビールでも飲もうということになった。
ビールを飲むとなると、今日はこれ以上走れない。どこか寝るところを探さなければならなかった。二人で相談し、だめもとで開催本部のテントへ行ってみた。
「あの~、すいません」
「ハイハイ」
「実は・・・、」
二人は自転車で旅行をしています。たまたまここを通りかかったらお祭りがありました。もう少しゆっくりしていきたい(ビールを飲んだりしたい)が泊るところが決まってません。つきましてはこの会場の端っこの方にテントを張らせてもらえないでしょうか。
てなことを役員さんに話してみた。どうせあまり良い顔はしてくれないだろうけど、あ~っちの方なら邪魔にならないだろうから、なんとかお願いしてみよう。
すると、思いがけない答えが返ってきた。
「良いですよ。ほら、あそこが空いてるから。大きいテント?。ああそう、なら問題ないですよ。どうぞどうぞ」
あそこ、と示された場所は、会場入口付近のお祭りの真正面で、どちらかというとこれはもう会場内である。
お礼を言い大喜びでテントを2張並べる。後でもう一人自転車が来て、3張のテントが会場に並んだ。
これでもう今日は何も心配ない。こころおきなく酔うことが出来る。
ビールを飲みながら、出店の前をぶらぶらして、ツブ焼きや帆立を腹一杯食べる。そして、テントに戻りころがる。幸せな一時だ。
日が暮れると辺りはすっかり静かになり、残った自転車3人で宴会のやりなおしである。随分遅くまで飲んでくたびれて寝た。
紋別を通過。
駅には数人の自転車ツーリストが居た。少し休み水道を借りて食器を洗わせてもらう。
洗剤を切らしているので水で洗っていると、「これ使えよ」と別の自転車乗りが洗剤を貸してくれた。しかし良く見るとそれは「トニックシャンプー」である。
「大丈夫。へたな洗剤よりも良くおちるよ」
彼は、シャンプーと洗剤の二つを持ち歩くのを嫌い、トニックシャンプーを併用していた。
確かに汚れが良くおちたなあ。
この日は、朝から雨が降ったり止んだりしている。
湧別駅でのんびりと昼飯を食べる。
竜宮台の方へ行く。
この辺で、岡山の小田さんと出会う。芭露駅で泊る。
小田さんは建設業の会社に勤めているが、旅行をするため2ヶ月程休みをとって来たそうだ。
久しぶりに一人で走り出す。朝から雨が降ったり止んだりしてどうするか迷ったが、結局走ることにした。
宗谷岬にもう一度行って両親に夫婦ちゃわん(湯飲み)を買い、送る。
このあたりから、自転車やオートバイのツーリストが増え出す。毎日出会いと別れが有った。
一つの駅に1、2週間とどまっているオートバイ乗りが居た。話しているとお昼になったので食事の用意をしていると、彼はおもむろに弁当箱を取り出した。変な表現だが「普通の弁当」である。かわいいハンカチで包んであった。話を聞くと、ここにとどまって数日すると、通学の女子高校生と知り合いになったらしい。そして彼女は毎日彼の弁当を作ってくるようになったという。これは羨しい話だ。
駅の入口近くで夕食の用意などしていると、時々会社帰りの人に声をかけられる。
地べたに座ってごはんを焚く僕の横に座り、
「それ何?」
「ごはんです」
「良い匂いだね」
「でしょ?」
「旅行?」
「日本一周です」
「ふーん、良いなぁ」
そして、じゃね、と去って行く。
中には、いきなり近づいて来て「飲めよ」なんて言って酒を置いて行く人もいた。みなやさしい。
今日もゆったりした時間に身をゆだねる。強風の中、須古屯岬へ。
とったんに小さな店が有り、そこで"つぶ焼き"を食べる。これは旨い。少し高いけど、おいしかった。
船泊からフェリーに乗り、稚内へ戻る。この日も稚内公園でキャンプ。
先日までとはうって変って、雷雲が。大雨、洪水、雷雨注意報が出ている。どしゃぶりで、自分と同じあたりで稲光が有る。恐しい。
実家の方へ向う門さんと別れ、久し振りに単独行となった。
今朝もゆっくり出発した。
毎日がゆったりした時間の中で過ぎて行く。こんな島ではなおさら、のような気がする。
見る物全てが淡く、夢のように通り過ぎて行く。
心も体も芯からリラックスして、不思議の世界のように時間が流れて行く。
のんびりフェリー乗り場に行き、礼文島へ向う。利尻島の出航時には、ユースホステルのヘルパー(ペアレント)が岸壁でギターを手に歌を歌い、ホステラーを見送っていた。彼らは船が見えなくなるまで、歌を歌い続けていた。
香深に入港。
北上し船泊近くの久種湖畔にキャンプ。
この島には犬、猫が居ない。
礼文島から利尻富士を眺める。
この日はまず、野寒布岬へ。
その後、利尻島へのフェリー時刻を調べ宗谷岬へ。一緒に走っている門さんも利尻、礼文へ行くことにする。まだしばらく一緒の楽しい走りが出来そうだ。
明日のフェリーのことを考え、また稚内に戻ることにする。眺めの良さが気にいって、今日も稚内公園でキャンプ。すばらしい天気だが、夜の冷え込みが強くなった。
朝、起床して片づけ。自転車を外に出す。駅の利用者さんが来る。昨日の余韻がまだ冷めない。ぼーっとゆっくりした後、昨日の酒屋さんへ行ってお礼を言い、のんびりとスタートした。
サロベツ原野を北上し、稚内へ。また夜になる。稚内公園まで上りキャンプ。
写真は写真撮影中の門さん。
その時の僕
稚内公園への急登のせいもあるけど、やはり昨日の疲れがたまっているようだ。この日は綺麗な夜景を眺めつつ、ウィスキーを飲み寝る。
稚内公園からの眺め。
氷雪の門。